トラウトも唸るフロントの“本気度” エ軍9年ぶりPOへ「素晴らしい仕事してくれた」
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ネビン監督「さあやろうという雰囲気になっている」
■エンゼルス 2ー1 Wソックス(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスは80試合を消化して43勝37敗で地区3位。9年ぶりプレーオフを狙える位置にいる。ザック・ネト内野手、ジオ・ウルシェラ内野手、アンソニー・レンドン内野手が相次いで離脱する緊急事態を迎えたが、チームは迅速に補強を敢行。MLB公式サイトは今回の動きをプレーオフ争いに「絡んでいく証拠」と指摘している。
故障者が続出した直後、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは傘下マイナーから選手を昇格させたが、ドジャースに2戦連続零封負け。そして23日(日本時間24日)のロッキーズ戦では得点圏打率.000(8打数無安打)で4-7で敗れた。ここでチームは外部からの補強に舵を切った。
マイナーリーガー2人と引き換えにメッツからベテランのエドゥアルド・エスコバー内野手を獲得。さらにクアーズ・フィールドでの歴史的な25-1の勝利の後には、もう1人ベテランの内野手を獲得。マイナー選手1人と引き換えに、対戦中だったロッキーズからマイク・ムスタカス内野手を獲得した。
マイク・トラウト外野手は、一連の補強でクラブハウスが活気づいたと語ったという。大谷翔平投手がオフにFAとなるシーズンで、チームがプレーオフ進出に注力していることの現れだからだと記事は伝える。
トラウトは「フィル(・ネビン監督)とペリー(・ミナシアンGM)は素晴らしい仕事をしてくれた。故障者が出た際に、インパクトを与えてくれる選手を加えてくれたからだ。ペリーはそういう男だ」と補強策を称賛。「僕らはこれ(プレーオフ争い)に絡んでいく。選手たちもそう感じているし、(今のチームの)一員であることが楽しい」と語る。
ネビン監督も「GMとフロントが我々のために必死で仕事をしてくれると分かると、チームが元気づく。我々は(プレーオフ争いに)絡んでいる。さあ、やろうという雰囲気になっている」と力を込める。9年ぶり大舞台へ、今回の補強策はチームのモチベーションに大きな影響を与えたようだ。
(Full-Count編集部)
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