大谷翔平の“伝説級”150m弾の余韻 指揮官が強調した歴史的価値「昔と違う」

Dバックス戦後の取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:川村虎大】
Dバックス戦後の取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:川村虎大】

“最長飛距離”の本塁打に加えて2四球を選んだ大谷を称賛

■エンゼルス ー Dバックス(日本時間1日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間7月1日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、6回の第3打席で日本人初の3年連続30号となる本塁打を右翼席にたたき込んだ。試合後の会見でフィル・ネビン監督は、大谷の本塁打を「今日のあの一発よりも遠くへ飛ぶ打球はないと思う。素晴らしい」と激賞した。

 大谷が左腕ヘンリーから放った一発は、自己最長飛距離、さらに今季メジャーリーグでも最長飛距離となる493フィート(約150.3メートル)の豪快弾となった。「過去の選手たちが打った500フィート(本塁打)の話を聞いたことはある。今と昔とでは計算の仕方が少し違うと思う」と指揮官。飛距離が精密に計測される今の時代に放った500フィート弾だからこそ、価値があるものだということを強調しているようだった。

 この日の大谷は本塁打だけでなく、2四球を選び、8回には2点目のホームも踏んだ。「素晴らしい夜だった。四球も2つ選んだ。そして本塁打も打って我々に活力を与えてくれた」とネビン監督。チームは3連敗となったが、5点を追いかける苦しい展開の中で輝きを放った背番号「17」へ、指揮官は賛辞を惜しまなかった。

(Full-Count編集部)

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