元エ軍右腕、乱闘骨折で狂い始めた野球人生 防御率12点台…わずか2週間での“戦力外”

マーリンズをDFAとなったアーチー・ブラッドリー【写真:ロイター】
マーリンズをDFAとなったアーチー・ブラッドリー【写真:ロイター】

マーリンズは1日に7失点を喫したブラッドリーをDFAとした

 マーリンズは1日(日本時間2日)、アーチー・ブラッドリー投手を事実上の戦力外(DFA)としたと発表した。昨季はエンゼルスでプレーした右腕だが、大乱闘で飛び出そうとした際に柵に躓いて右肘を骨折するなど“転落”。今季は7回1/3を投げて防御率12.27と不振だった。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」もブラッドリーのDFAを報じた。前日6月30日(同7月1日)のブレーブス戦では、2回1/3を投げて7失点を喫した。代わって、3Aジャクソンビルからジョージ・ソリアーノを再昇格させた。

 ブラッドリーは2017年から2021年までプレーしたダイヤモンドバックス、レッズ、フィリーズでは「手堅くもあり、非常にいい投手でもあった」と同サイトは振り返る。しかし、エンゼルスでプレーした2022年に「怪我に悩まされ、状況が下り坂になり始めた。最も顕著だったのは(乱闘の際に負傷した)肘の骨折だ。また、9月末には前腕の痛みがあり、オフの準備を妨げた」。

 同年オフにFAとなり、2023年4月にマーリンズとマイナー契約し、今年6月13日(同14日)にメジャー契約を結んだ。「ブラッドリーはMLBでのサービスタイム(3年)を満たしているため、アウトライトに同意するよりも、(自ら)FAを選択する権利がある」と説明した。30歳は再起することができるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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