藤浪晋太郎が別人に…四球激減で安定感 8試合で12奪三振1四球、電撃トレードも現実味?

タイガース戦に登板したアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:ロイター】
タイガース戦に登板したアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:ロイター】

ここ8試合では、9回1/3を投げて12奪三振1四球と制球難が改善している

■アスレチックス 1ー0 タイガース(日本時間5日・デトロイト)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手が、開幕当初とは別人のような投球を見せている。4日(日本時間5日)に敵地で行われたタイガース戦の9回に登板すると、1回を3者連続空振り三振の好投で5勝目。ここ8試合では12奪三振1四球の安定感で、重要な局面での起用が増えてきた。

 開幕当初は先発ローテーションに入っていたが、制球難もあって苦しんだ。最初の21試合で見ると、34回を投げて34奪三振29四球とほぼ1イニングに1つのペースで四球を出していた。それがここ8試合では、9回1/3を投げて12奪三振1四球とひとめでわかるほどの改善を見せている。

 四球激減に伴って、失点も減少している。ここ11試合の防御率は2.19。最初の18試合が防御率12.19だったのを考えると、違う投手のような安定感だ。この日も2012年に3冠王に輝いたカブレラから、102.1マイル(約164.3キロ)の直球で空振り三振を奪うなど、球速もメジャートップクラスを維持している。

 アスレチックスはここまで24勝63敗でリーグ最低の勝率.276に沈み、プレーオフ進出は絶望的な状況。藤浪は1年契約で年俸325万ドル(約4億6900万円)と安いため、トレードで獲得を狙う場合には大物の守護神らよりも少ない対価で獲得できる。このまま好投が続けば市場にも名前が挙がってきそうだ。

(Full-Count編集部)

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