積極的な6球団、不気味な6球団…分かれた動き 期限まで3週間、注目の“駆け込み補強”

日本ハム・新庄剛志監督、巨人・原辰徳監督、中日・立浪和義監督(左から)【写真:矢口亨、荒川祐史】
日本ハム・新庄剛志監督、巨人・原辰徳監督、中日・立浪和義監督(左から)【写真:矢口亨、荒川祐史】

動いたのは巨人、中日、オリックス、ソフトバンク、ロッテ、日本ハム

 ペナントレース前半戦もあと少しとなり、優勝争い、CS争いを意識し始める時期に差し掛かっている。各球団、開幕前の想定からうまくいった点、誤算だった点があるだろうが、すでにシーズン途中に動きを見せている球団も多い。ここまでの12球団の補強を見ていきたい。

 すでに動いたのは6球団。セ・リーグ4位の巨人は、オリックスに廣岡大志内野手を放出して鈴木康平投手、ロッテに石川慎吾外野手を放出して小沼健太投手を獲得した。また、新助っ人としてアルベルト・バルドナード投手を補強するなど、リリーフ陣の再編を図っている。

 最下位の中日も積極的に動いている。郡司裕也捕手と山本拓実投手を日本ハムに放出し、宇佐見真吾捕手と齋藤綱記投手を獲得。新助っ人としてウンベルト・メヒア投手を補強した。育成選手の支配下昇格を除くと、セ・リーグで新戦力を獲得したのは2球団のみだった。

 パ・リーグでは、オリックスとロッテが前述のトレードを実施。ソフトバンクは、昨季まで6年間プレーしていたアルフレド・デスパイネ外野手の再獲得に踏み切った。そして日本ハムは中日とのトレードの他に、アレン・ハンソン内野手、ジェームス・マーベル投手を獲得するなど積極的に動いている。

 ここまで静観しているのはヤクルト、DeNA、阪神、広島、西武、楽天の6球団だ。新戦力を獲得、登録できる期間は7月31日までとなっている。まだ動いていない球団の駆け込み移籍はあるのか、巨人や日本ハムがさらに動くのか、残り3週間ほどに注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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