吉田正尚、鈴木誠也との再会に「感慨深い」 WBC無念の辞退も…肉体の変化に驚き

“仲間”の前で日本人最長記録の8試合連続マルチ安打
■Rソックス 8ー3 カブス(日本時間15日・シカゴ)
レッドソックスの吉田正尚外野手が14日(日本時間15日)、敵地でのカブス戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、8試合連続となるマルチ安打を記録した。イチロー氏を抜く日本人メジャー選手“新記録”を打ち立てた。試合前にはカブスの鈴木誠也外野手と“再会”を果たし「凄く感慨深いです」と表情を引き締めた。
無念の“離脱”となった仲間と久々に顔を合わせた。試合前練習中に1学年下の鈴木が左翼の位置まで挨拶に来ると、ニコニコの笑顔でおよそ5分間、言葉を交わした。「WBCで一緒にプレーすることはできませんでしたけど、こうしてメジャーの舞台で切磋琢磨しながら同じフィールドでプレーできるのは凄く感慨深いです」。背筋を伸ばして、ハキハキと吉田は話した。
鈴木は左脇腹を痛めたため、3月に行われたWBCへの出場を辞退していた。世界一の美酒を一緒に味わうはずだったが、侍のユニホームで“共闘”することはなかった。
この日は会った瞬間、ハグを交わして笑顔を見せた。“マッチョマン”の愛称を持つ吉田は「キャンプから取り組んで大きくしていたと思う。日本時代よりガッチリした印象です。日本のときからデカかったですけど。鍛えているんだと思います」と、戦線離脱中に懸命にトレーニングに励んだ鈴木の進化を実感。高みを目指すのは、1人じゃない。
(真柴健 / Ken Mashiba)
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