大谷翔平、エンゼルス再契約に奥の手も? 今夏に放出でも…例もある“レンタル移籍”
2016年7月にヤンキースがチャップマンを放出したが、半年で電撃復帰した
エンゼルスは16日(日本時間17日)、本拠地でアストロズとの接戦を落とし、借金2となった。ポストシーズン進出に向けて苦しい戦いが続いており、今夏のトレード放出の声も高まりつつある。では、トレードに出してしまえばエンゼルスでの大谷の物語は終わりになるのだろうか。過去の例を見ていきたい。
もしエンゼルスが今夏、大谷を放出するとすれば、交換相手として多くの若手選手たちを得ることになるだろう。そして、新天地と今シーズン終了までに契約延長を結ばなければ、オフにはFAとして市場に出てくることになる。つまり、理論上はエンゼルスも大谷の争奪戦に参戦できるというわけだ。
過去には、極めて少ないが例もある。2016年7月に当時ヤンキースのアロルディス・チャップマン投手が、カブスにトレード放出された。そして、カブスで世界一に貢献すると、同年12月に5年8600万ドル(約119億2500万円)で電撃復帰。交換相手の1人だったグレイバー・トーレス内野手とも、6年間にわたってともにプレーした。
エンゼルスの今季成績が振るわず、泣く泣く大谷を放出した場合、大谷が新天地で世界一に貢献し、半年で凱旋するパターンもゼロではないと言える。可能性は決して高くはないだろうが、前例のない二刀流の去就騒動だけに、どのような結末を迎えるか、日米の注目が集まっている。
(Full-Count編集部)