選抜準Vの報徳学園が5回戦敗退、春夏連続甲子園ならず プロ注目の堀が一時同点打も

報徳学園・大角健二監督【写真:編集部】
報徳学園・大角健二監督【写真:編集部】

夏12年ぶりの甲子園出場を目指す東洋大姫路も2-6で津名に敗れる

 第105回全国高校野球選手権の兵庫大会が21日、明石トーカロなどで行われ、今春の選抜準優勝の報徳学園が5回戦で神戸国際大付に2-3で敗れた。報徳は昨秋、今春の県大会を制し兵庫では史上3校目となる秋春夏の3冠を目指していた。

 報徳は背番号「1」のエース・盛田智矢投手(3年)が先発。初回に2死満塁のピンチを背負うと井関駿翔捕手(2年)に中前適時打を浴び1点を失う。だが、その裏に1死二塁でプロ注目の堀柊那捕手(3年)が左翼へ適時二塁打を放ちすぐさま同点に追いついた。

 盛田は4回に2死一、三塁のピンチで降板。2番手には今朝丸裕喜投手(2年)がマウンドに上がるも、久保勇吹外野手(3年)に左前適時打を浴び勝ち越しを許した。さらに7回にも井関に適時二塁打を浴びリードを広げられる。

 報徳は2点を追う7回に2死一、二塁から岩本聖冬生外野手(3年)が中前適時打で1点差としたが反撃はここまで。神戸国際は昨秋の県大会では決勝、今春は準決勝で報徳学園に敗れており“3度目の正直”でリベンジに成功した。

 6年ぶりに出場した選抜大会では初戦から健大高崎(群馬)、東邦(愛知)、仙台育英(宮城)、大阪桐蔭(大阪)と強豪を撃破。決勝では山梨学院(山梨)に3-7で敗れ、21年ぶりの春制覇にあと一歩届かなかった。2007年以来、16年ぶりの春夏連続甲子園出場を目指したが、長年のライバルだった神戸国際大付に惜敗した。

 また、夏12年ぶりの甲子園出場を目指す東洋大姫路は2-6で津名に敗れ、5回戦敗退となった。

(Full-Count編集部)

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