大谷翔平から初の1試合2HR「顔のない投手だと思って」 スター候補も抱く畏敬の念

パイレーツ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
パイレーツ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

2021年ドラフト全体1位でパイレーツ入り、6月にメジャーデビューした

 パイレーツのヘンリー・デービス外野手は22日(日本時間23日)、エンゼルス・大谷翔平投手からの2本塁打を喜んだ。前日21日(同22日)のエンゼルス戦で4回にスイーパーを3号ソロとすると、6回には初球フォーシームを逆方向へ4号ソロ。友人から祝福のメッセージを受け、「友達の方が自分より前に記録のことに気づいた。でも(大谷は)毎試合特別なことをやっている。この記録が注目されること自体、自分のことより彼を称賛しなければいけないね」と語った。

 2021年ドラフト1巡目(全体1位)でパイレーツ入り。今年6月19日の本拠地・カブス戦でデビューした金の卵だ。大谷撃ちについて、「練習から一生懸命やってきた。コーチも助けてくれた。正しい方向に進んでいるということだ」と自信を深めた様子。2回には中前打を放ち、3打数3安打の大当たり。ここまで打率.295、4本塁打、11打点と結果を出している。「試合中は負けたくないから、他の選手と同じような思考で望む。(大谷を)顔のない投手だと思って対戦している。でも、彼と対戦できることは特別なことだ」と語った。

 デービス自身も少年時代は投手をしていたという。「ストライクが投げられなかったんだ(笑)。ほとんどの子が全てのポジションを体験すると思うが、MLBでも投打最高レベルで続けることは驚くべきことだ」と目を丸くした。「自分たちはオオタニのプレーを見られるだけでも感謝している」と畏敬の念を抱いていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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