36号の大谷翔平に韓国人大砲は羨望の眼差し「嫉妬する」 他のアジア人との決定的違い

パイレーツ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平(左)とパイレーツのチェ・ジマン【写真:ロイター】
パイレーツ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平(左)とパイレーツのチェ・ジマン【写真:ロイター】

チェ・ジマン「全員が嫉妬してしまうような選手だ。唯一無二の存在だ」

■エンゼルス 7ー5 パイレーツ(日本時間24日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地・パイレーツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、初回に同点36号ソロを放った。3打数1安打1打点で打率.302。パイレーツの韓国人大砲、チェ・ジマン(崔志萬)内野手は二刀流の打撃の凄みを語った。

 大谷の衝撃の一発は、1点を追う初回1死だった。右腕ケラーの内角低めカットボールを強振。あっという間にバックスクリーンへ消える同点の36号ソロを放った。リーグの本塁打王争いでは2位のホワイトソックス・ロバートJr.に8本差となった。

 投手では8勝を挙げるなどエース級の活躍。投打に渡るフル回転は、韓国人大砲にも衝撃を与えている。チェ・ジマンは「投打で活躍しているから、全員が嫉妬してしまうような選手だ。唯一無二の存在だ。学べることはたくさんある。私自身も彼から学びたいことがある」と目を丸くした。学びたいことについては「パワーについて学びたい。アジア人がMLBの舞台でこの活躍をしているのは素晴らしいことで、とても嫉妬している。私も彼みたいな選手になりたい」と鼻息を荒くした。

 チェ・ジマンは2016年にエンゼルスでメジャーデビュー。今季が8年目で通算66本塁打をマークしている左の強打者だ。「MLBは球がとても速い。私はアジア人選手のような打ち方をする。いつも試合前に70%の力でスイングすると決めている。フルスイングはしない。でも、オオタニはフルスイングをするからあのパワーが編み出される。それが違いだ」と、自身との違いを語った。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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