大谷翔平の「423&52」 まだまだある“メジャー1位”…キング独走裏付ける衝撃数値

36号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
36号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

本塁打の平均飛距離128メートルはメジャー1位

「3.99秒」の衝撃が日米をかけた。エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地・パイレーツ戦に「2番・指名打者」で先発出場すると、初回の第1打席に36号ソロを放った。2位に8本差をつけるキング独走弾。もっとも、大谷は本塁打数“以外”でも頭一つ抜けたパワーを発揮している。

 まず、「飛距離」だ。MLBの公式データサイト「Baseball Savant」によると、大谷の今季放った本塁打の平均飛距離は423フィート(約128.9メートル)で、10本塁打以上を放っている147選手中で堂々のメジャー1位。23日(同24日)に放った36号は410フィート(約125メートル)。大谷基準では“平均以下”だが、平均飛距離ランキングの23位に相当する。また、6月30日(同7月1日)に打った30号は493フィート(約150.3メートル)で、今季メジャー&自己最長の一撃だった。

「バレル」という指標がある。打率5割、長打率1.500を超える打球速度と打球角度の組み合わせのことを指し、この本数が多ければ多いほど、長打になる可能性の高い打球を量産できたことを示している。そして大谷は、このバレル数もメジャー最多の52球を記録。データの面からも、大谷が球界最高峰の怪力の持ち主であることが裏付けられているのだ。

 36号を被弾したミッチ・ケラー投手は試合後「中堅へのライナーかと思ったけど、打球が伸び続けた」と語り、本来なら本塁打になるような球ではなかったと証言している。しかし大谷は、右腕の予測を上回り見事に柵越えを放ってみせた。それもまた、メジャー最高のパワーヒッターたる所以かもしれない。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY