大阪桐蔭、劇的サヨナラで決勝へ 箕面学園に延長で執念の勝利…30日に履正社と決戦
8回2死三塁で“4番に代打”で同点、10回に山田太成がサヨナラ打
第105回全国高校野球選手権大阪大会の準決勝が29日に行われ、夏の甲子園5度優勝を誇る大阪桐蔭が箕面学園を延長10回3-2で劇的なサヨナラ勝利を飾った。3大会連続夏の甲子園へ、30日の決勝は履正社と対戦する。
大阪桐蔭が甲子園出場経験のない箕面学園に苦しめられた。試合は2回に失策で先制を許した。その裏に吉田翔輝の右前適時打で追いつくも、3回に樽本康太郎の適時打で勝ち越された。
今大会ここまで5試合で56得点を挙げていた打線がなかなか火を噴かなかったが、終盤に底力を発揮した。8回2死三塁で4番のラマル・ギービン・ラタナヤケに替わった代打・長澤元が同点の左翼線適時二塁打を放ち、追いついた。
そして延長10回1死二、三塁で山田太成がレフト前にサヨナラ安打。大接戦に終止符を打った。投手は3投手によるリレーで2失点。プロ注目の左腕、前田悠伍投手は登板しなかった。
春4度、夏5度の全国制覇を誇る大阪桐蔭は2021年春から今年の春まで5季連続で甲子園に出場。6季連続の聖地へあと1勝だ。
(Full-Count編集部)