通算140発の大砲が夏初見参、大阪桐蔭を封じた左腕も 6日開幕…甲子園の注目選手

九州国際大付・佐倉侠史朗、花巻東・佐々木麟太郎、広陵・真鍋慧(左から)【写真:荒川祐史、羽鳥慶太】
九州国際大付・佐倉侠史朗、花巻東・佐々木麟太郎、広陵・真鍋慧(左から)【写真:荒川祐史、羽鳥慶太】

花巻東・佐々木麟太郎は岩手大会ではノーアーチだった

 第105回全国高野球選手権が6日に開幕する。昨年大会を制した仙台育英(宮城)や地方大会決勝で大阪桐蔭を破った履正社(大阪)、激戦区の神奈川を制した慶応(神奈川)など注目校は多い。ここでは今大会に出場する注目選手を紹介する。

 野手では何といっても花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手。高校通算140本塁打を誇る大砲が、初めて夏の甲子園に出場する。岩手大会ではノーアーチ。背中の違和感に苦しみ、水沢商との3回戦ではスタメンを外れたが、準決勝の盛岡一戦では3安打を記録した。最後の夏に大暴れなるか。

 広陵(広島)の真鍋慧内野手は「広陵のボンズ」の異名を取る大砲。九州国際大付(福岡)の佐倉侠史郎内野手、佐々木とともに1年生の頃から注目を集めた左のスラッガートリオが顔を揃えた。

 遊撃手では東海大熊本星翔(熊本)の百崎蒼生、上田西(長野)の横山聖弥の評価が高い。百崎は東海大相模から編入。1年間公式戦に出場できなかったが、最後の夏に聖地の土を踏む。PL学園(大阪)で甲子園最多13本塁打を放った清原和博氏の次男で慶応の勝児内野手は、選抜大会に続いての甲子園出場となる。

 投手では仙台育英が充実している。高橋煌稀、湯田統真、仁田陽翔と注目投手が3人もそろう。いずれも昨夏、今春の甲子園を経験。夏連覇へ、トリオの存在は大きな武器になりそうだ。

 履正社の左腕・福田幸之介投手は、大阪桐蔭との地方大会決勝で3安打完封。4年ぶりに夏の甲子園切符をもたらした。専大松戸(千葉)の平野大地投手は最速151キロを誇る。こうした選手がどんなパフォーマンスを発揮するか。熱い戦いに注目だ。

(Full-Count編集部)

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