花巻東・佐々木麟太郎「ここからが本番」 3安打で初戦突破「落ち着きながらできた」

花巻東・佐々木麟太郎【写真:羽鳥慶太】
花巻東・佐々木麟太郎【写真:羽鳥慶太】

3打数3安打1打点、申告敬遠もあり全4打席出塁と打線を牽引した

 第105回全国高校野球選手権記念大会は8日、大会第3日の第1試合で花巻東(岩手)が宇部鴻城(山口)に4-1で勝利した。高校通算140本塁打を誇る佐々木麟太郎内野手(3年)は、3打数3安打1打点で“聖地初勝利”を掴んだ。「とにかく試合が終わるまでは勝つことしか考えていなかったので、その中で生まれた1本は自分としても大きい部分はあったんじゃないかなと思います」と汗を拭った。

 初回2死から三遊間を破る左前打で“聖地初安打”。4回無死二塁からは先制適時打で、今度は“聖地初打点”をマークした。3-0の5回2死二塁の好機では申告敬遠で勝負を避けられ、4-0の7回2死一塁の第4打席は三塁内野安打。高校通算141号こそお預けとなったが、全4打席で出塁した。

 昨春の選抜は初戦敗退。甲子園で初めて校歌を歌い「先輩方の姿を見てきましたし、自分自身としてもここで戦わせていただいて非常に誇りに思う部分もありますし、ここからが本番だと思うので、初戦勝ったことはそれはそれで、またここから切り替えていきたいと思います」と次戦に視線を向けた。

 夏の甲子園は自身初となったが、いきなり存在感を示した。「夏は夏で自分自身もこだわりを持っていたんですけど、春1回去年経験させてもらって、そういう部分でいうと非常に落ち着きながら経験していたものがプレーできたのかなと思います」と振り返っていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY