悪夢の逆転敗戦に目は充血…5失点も「調子は良かった」 声を絞り出すエ軍守護神の悲痛

ジャイアンツ戦で5失点を喫したエンゼルスのカルロス・エステベス【写真:ロイター】
ジャイアンツ戦で5失点を喫したエンゼルスのカルロス・エステベス【写真:ロイター】

9回に5失点で3敗目のエステベス「誰も負けることは好きではない」

■ジャイアンツ 8ー3 エンゼルス(日本時間8日・アナハイム)

 必死に前を向いたが、守護神の目は充血していた。エンゼルスのカルロス・エステべス投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦の1点リードの9回に登板。5失点で逆転を許し、3敗目を喫した。チームは今季ワーストの7連敗でワイルドカード進出圏内まで8ゲーム差。試合後、「誰も負けることは好きではない。タフで、越えないといけない壁だ。今までと同じように戦い続けないといけない」と言葉を紡いだ。

 悪夢が待っていた。3-2の9回に登板したエステべスは四球と安打で無死一、二塁のピンチを作ると、ベイリーに左翼線へ2点二塁打を浴び、1死も取れず逆転を許した。その後、申告敬遠と犠打で1死二、三塁。マサイアスにも中前2点打を浴びたところで降板した。代わったループも打ち込まれ、計6失点。エステべスも5失点で試合前の時点で2.60だった防御率は3.57となった。

 3日(同4日)の本拠地・マリナーズ戦では2点リードの9回に逆転満塁弾を浴び、今季44試合目で初のセーブ失敗。セーブ機会では2戦連続で敗戦投手になった。それでも「今日は調子がよかった。全体的にもっとよくする必要がある。何球かいい投球があった」。自らに言い聞かせるかのように話し、気持ちを切り替えようとしていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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