途中解体でも大谷翔平の獲得に動く? “金満球団”に地元メディアが檄「大枚をはたいてでも」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

年俸総額新記録のメッツの地元メディアが大谷獲得を推奨

 今オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手と、契約にこぎつける球団はどこになるのか。背番号「17」の去就は常に大きな注目を集め続けているが、二刀流のスーパースターの獲得には莫大なお金が必要なのも事実。それだけの「資金力」があるチームの1つとして候補に挙がるのが、メッツだ。現地メディアも、標的とすべきFA選手として大谷の名前を挙げている。

 メッツの地元ニューヨークのメディア「ノースジャージー.com」が7日(日本時間8日)、「2024年シーズンに向けて標的にすべきFA11人」との見出しで記事を公開。「ユニコーンを買えるだけの資金力があるチームは、MLBではほんの一握りだ」と、メッツの大谷獲得への可能性について言及した。

 昨オフはジャスティン・バーランダー投手(現レンジャーズ)を2年8666万ドル(約115億3000万円)、千賀滉大投手を5年7500万ドル(約99億8000万円)の契約で獲得するなど、湯水のようにお金を使って大型補強。今季、年俸総額でメジャー新記録となる3億6600万ドルを投じた豊かな資金力があれば、大谷争奪戦にも十分勝てるというわけだ。

 しかし、今季のメッツは大型補強にもかかわらず、同日時点でナ・リーグ東地区4位と低迷。記事でもスティーブ・コーエン・オーナーの「私は多くのお金を使い、他のチームもそうだが、だからといってプレーオフ進出が保証されるわけではない。(このチームに)何が必要か見てみる必要がある」とのコメントを引用。オフの補強については「計画的なアプローチを取る」と見立てている。

 とはいいながらも、「オオタニとの合意にこぎつけるならば、オフに節約するという計画を一変させる必要がある。『ニューヨークに来てもいい』と言うのなら、(何も言わずに)カネを払うものだ」と、大谷の意向とマッチするならば、大枚をはたいてでも獲得に乗り出すべきだと指摘している。

 また、同記事ではエンゼルスに今夏移籍してきたルーカス・ジオリト投手についても、「2024年も競争力を維持するためには、まだ目立つ穴がある」と、チームに欠けたピースを埋めるための“標的”の1人に挙げている。

(Full-Count編集部)

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