花巻東が3回戦進出…豪雨で1時間半中断後に決勝点 佐々木麟太郎は4打数無安打

花巻東・佐々木麟太郎【写真:羽鳥慶太】
花巻東・佐々木麟太郎【写真:羽鳥慶太】

8回に2度の豪雨で中断、再開後に試合は動いた

 第105回全国高校野球選手権は13日、阪神甲子園球場で大会第8日を行い、第3試合では4年ぶり11回目の出場となる花巻東(岩手)が、クラーク国際(北北海道)を2-1で下し、2015年以来となる3回戦進出を決めた。高校通算140本塁打の強打者、佐々木麟太郎内野手は4打数無安打に終わった。

 花巻東は4回、先頭の熊谷陸内野手(3年)が右前に抜けるゴロを放ち、好走塁で二塁へ。続く佐々木麟の遊ゴロの間に三進し、4番の北條慎治投手(3年)が三塁へ適時内野安打を放ち先制した。

 先発の北條は6回無失点で降板。2番手の小松龍一投手(2年)に交代した7回に試合が動く。クラーク国際は1死から四球と安打で一、二塁。ここで「2番・右翼」の山田陽紫外野手(2年)が左翼ポール際に大飛球を打ち上げたものの、左翼に回っていた北條がフェンス際で好捕。ただ続く新岡歩輝投手(3年)の三塁への強いゴロが失策となり、1-1の同点に追いついた。

 8回にはクラーク国際が1死一、二塁の好機をつくったところで、降雨が激しくなり試合が中断。30分ほどで再開可能な状態となったものの、再びの豪雨で更に中断は伸びた。計1時間半ほどの中断で再開された直後、3番手の中屋敷祐介投手(3年)が満塁のピンチを背負ったが、無失点でしのいだ。

 花巻東はその裏、2死一、二塁から「5番・二塁」の千葉柚樹主将(3年)が左前に決勝適時打を放った。

 佐々木麟は1回戦と同じく「3番・一塁」で先発。初回の打席で空振り三振、6回無死一塁の第3打席では痛烈な当たりの二ゴロ、8回1死一塁では遊ゴロに倒れた。

(Full-Count編集部)

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