慶応が15年ぶり準々決勝進出…選抜4強の広陵を延長で撃破 清原勝児は出場せず

慶応・森林貴彦監督【写真:中戸川知世】
慶応・森林貴彦監督【写真:中戸川知世】

3点リード追いつかれるも延長10回に敵失で勝ち越し、延末藍太が5打点

 第105回全国高校野球選手権は16日、大会10日目を行い、第2試合では慶応(神奈川)が今年の選抜大会4強の広陵(広島)との3回戦に延長10回タイブレーク6-3で勝ち、準々決勝進出を決めた。慶応の8強入りは2008年大会以来、15年ぶりとなる。清原勝児内野手は出場しなかった。12日の準々決勝は第1試合で沖縄尚学と対戦する。

 慶応は初回2死二、三塁で延末藍太内野手が左前2点打を放ち、先制。3回には1死二、三塁で延末の内野ゴロの間に1点を追加。リードを3点に広げた。

 先発の2年生右腕・小宅雅己投手は3回2死二塁から左前適時打を許して2点差に。6回にも適時打を許して1点差に迫られた。さらに2番手・鈴木佳門投手が7回、内野ゴロの間に1点を許して同点に追いつかれた。

 しかしタイブレークの延長10回、1死満塁から渡辺千之亮外野手の二塁へのゴロが失策を誘って勝ち越し。さらに延末に右前2点打が飛び出し、3点差とした。延末はこの試合5打点の活躍だった。その裏の守備は、9回から登板した松井喜一投手が無失点で切り抜けた。

 1916年の第2回大会で優勝、1920年の第6回大会で準優勝を果たしている慶応(当時は慶応普通部)。準々決勝にコマを進めたのは2008年大会以来となる。激戦区・神奈川を5年ぶりに制した古豪の進撃はこのまま続くか、注目される。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY