年俸94億円&契約破棄権… 大谷翔平獲得へ、番記者が指摘した“自由度”の魅力
大谷翔平は「オプトアウト(契約破棄)権を求める」と米記者が予測
今オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手の移籍先について、米メディアで議論が続いている。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」が15日(日本時間16日)に公開したインタビュー動画では「オプトアウト(契約破棄)権を求めると多くの人が予想している」と言及された。
番組内ではマリナーズ地元紙「シアトル・タイムズ」のマリナーズ番ライアン・ディビッシュ記者が「(ザック)グリンキーは(FAの)とき、1ドルでも多く提示した球団に移籍すると公言した。でも、大谷が欲しいものは誰も分からない」と困惑気味だった。
同記者は「彼が求めていることの1つとして自由があると思う。(チーム)状況が悪くなったときに、自由に(チームを)出ていけること。なぜなら、彼は今その権利を持っていないからだ。(大谷は)オプトアウト権を求めると多くの人が予想している」と、大谷が移籍する球団に“求めるもの”について言及した。
さらに「6億ドル(約871億円)を提示しないといけないかもしれないが、(オプトアウト権を行使した場合もあり得るので)6億ドル全てを支払う確証はない。(大谷に年棒を支払うのは)2年かもしれない」と指摘。続けて「私がマリナーズ(の編成)だったら、彼は球団の状況を好転できる選手だから、(オプトアウト権が発動する)2年まで全てを賭ける。平均年棒を他の球団よりも多く提示すべきだ」とも話した。
大谷に“自由”を与えることで、より獲得しやすくなるという推測で、チームが躍動できなかった場合でも大谷は退団を選択できることを強調。「(他球団が)年棒6000万ドル(約87億1600万円)の10年契約を提示したら、(マリナーズは)年棒6500万ドル(約94億4200万円)の8年契約で、2、3、5、6年目のシーズン終了時にオプトアウト権が発動する契約を提示すべきだ。彼に自由を与えるんだ」と、大谷獲得に向けて、強い“仮説”を推した。
(Full-Count編集部)