慶応、1916年以来の最長ブランクV ルース最優秀防御率、夏目漱石死去…教科書の世界

慶応・森林貴彦監督【写真:中戸川知世】
慶応・森林貴彦監督【写真:中戸川知世】

慶応は1916年の第2回大会で優勝、甲子園球場はまだなかった

 第105回全国高校野球選手権は23日、阪神甲子園球場で決勝戦が行われ、慶応(神奈川)が8-2で仙台育英(宮城)を破り、第2回大会(1916年)以来、107年ぶり2度目の優勝を飾った。ここでは、前回優勝時の世界情勢や野球界を振り返ってみたい。

 1916年の第2回大会に、慶応普通部として初出場。甲子園球場はまだなく、豊中グラウンドで開催され、12校が出場した。決勝では市岡中(大阪)を6-2で破って初優勝。1920年の第6回大会でも決勝に進出したが、関西学院中(兵庫)に0-17で敗れている。

 当時は第1次世界大戦の真っ只中で、日本は寺内正毅内閣だった。また、この年の12月9日に夏目漱石が亡くなっている。メジャーリーグでは、21歳のベーブ・ルースが最優秀防御率。タイ・カップが10年連続の首位打者を逃すなど、歴史上の選手たちが躍動していた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY