大谷翔平は「1/2になったようなもの」 FAに与える影響は…球団幹部の見解様々

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平、故障による影響は…MLB公式サイトが各球団の幹部に質問

 エンゼルス大谷翔平投手は右肘内側側副靭帯の損傷が明らかになり、投手としては今季登板しないことが決まった。今オフFAとなるが、その去就に影響を与えるだろうか。MLB公式サイトでは球団幹部に質問。「大きな打撃を受けた」「億(ドル)単位でカットされる」とする声や、長期契約の上ではあまり変わらないといった声があがった。

「オオタニの怪我は彼の市場(価値)にどのような影響を与えるか?」との質問に、あるナ・リーグ球団の幹部は「損傷の度合いが市場に影響を与えることは言うまでもないが手術にせよ、温存療法ににせよ、契約総額は億(ドル)単位でカットされることになると思う。なんにせよリスクがつきまとう」と語る。

 さらに別の幹部は「最初に思ったのは、“ワオ、これで彼は1/2になったようなものだ”だった。5年間で2度目のトミー・ジョン手術を受けると、投手として長期間機能するという考えでチームが金額を払えるとは思えない。彼はすごい打者だし、リリーフ投手にもなるかもしれないが、今回彼の価値と唯一無二ぶりは大きな打撃を受けた」と指摘する。

 また「DHしかできない選手と契約するのは厳しい」「かなりのインパクトを与える。2度のTJ手術は以前より一般的になったが、2025年まで投げられないとなると、1年間はDHだけとして契約することになる――それも来季開幕から打撃を再開できると仮定してのことだ。(怪我で契約についての)計算が変わってくると思うが、どの程度変わるかは分からない」などの意見もあった。

 一方で価値は変わらないという意見も。「(怪我の)全容が分かるまで何か言うのは時期尚早だ。彼に契約を提示するチームはたくさん出てくると思うので、長期契約の上では(額は)あまり変わらないか、巨額の1年契約への道が開けるかのどちらかだ」と、あるア・リーグ球団幹部は述べる。

 他にも「(長期契約なら)来年欠場する時期があったとしても、投手として出場する時間は十分にあることになる。40本以上本塁打を打っているのだから、その(TJ手術)部分を大目に見るチームは出てくると思う」「(彼は)文化的なインパクトがあまりに大きい。獲得したチームは注目を浴びることとチケット売り上げアップが保証される」などと考えを述べている。注目の大谷の契約はどんな結末を迎えるだろうか。

(Full-Count編集部)

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