大谷翔平獲りに732億円は「安すぎる」 資産価値3位の強豪に地元メディアが指令

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

TJ手術なら来年は投げられずも…Rソックス地元紙「欲しがるべき」

 エンゼルスの大谷翔平投手は右肘の内側側副靭帯の損傷が発覚し、今季は登板しないことが決まった。FAとなるオフの去就への関心は高まるばかりだが、レッドソックス地元紙「ボストン・ヘラルド」は、レッドソックスに“大谷獲得指令”を出した。

 記事では大谷がトミー・ジョン(TJ)手術を受ける可能性があり、そうなれば2024年は投げることができないことに言及。その上で「レッドソックスはそれでも彼を欲しがるべきだ。どのチームもそうだ」「(投打)どちらかしかできなくても輝かしい」と言い切った。

 今季も打撃部門の数々でメジャートップを走っており「このスーパースターがMLB史上初の5億ドル(約732億円)プレーヤーになることはほぼ確実に見えた上に、その額でさえ低すぎると思えた」と分析する。

 巨額ではあるが「年俸総額を低く抑えているチームも、どのチームも出せる」という。そして「特に、フォーブス誌がMLBで3番目に資産価値が高いと見なしたレッドソックスは出せる。今季、ぜいたく税の課税ライン以下に年俸総額を抑えてきたため、(ぜいたく税の)税率がリセットされる。(大谷が)一生に一度しか現れない選手という意味では、そんなことは関係ないのだが」と“強み”を述べた。

 それだけではない。「彼のような選手は二度と現れないかもしれない。唯一無二だ。ボストン市民は1919年、ベーブ・ルースについて同じような感情を抱いただろう。ルースはその年メジャートップの29本塁打と103得点をマークし、投手としても17試合に登板し防御率2.97だったのに、ハリー・フレイジー(元レッドソックスオーナー)は彼をヤンキースに売り払ってしまった。あれから一世紀あまりが経ち、レッドソックスにとってこれは当時の間違いを訂正してオオタニを契約する、もしかすると唯一のチャンスだ。そのオオタニは、ルースよりもルース級の選手だ」と指摘した。

 これらのことを理由に「レッドソックスはオオタニとの契約を試みるべきだ。彼は極めて才能があり、チームをさらによくしてくれるからだ。そして、レッドソックスは彼と契約できるからだ」と同紙。稀代のスターの価値は計り知れない。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY