大谷翔平は「やるべきことを残している」 悲願の本塁打王へ…指揮官が明かす“今後”

フィリーズ戦前に取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:川村虎大】
フィリーズ戦前に取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:川村虎大】

メッツ、フィリーズ戦では敵地で大歓声「全員が彼の打つ姿を見たい」

■フィリーズ ー エンゼルス(日本時間30日・フィラデルフィア)

 エンゼルスのフィル・ネビン監督は29日(日本時間30日)、敵地・フィリーズ戦前に取材に応じ、大谷翔平投手の今後の方針について「私が知る限り、DHとして出場し続ける」と説明した。そして「彼がどんな決断を下しても、私はそれを支持する」と強く話した。

 大谷は23日(同24日)の本拠地・レッズとのダブルヘッダー第1戦終了後に、右肘の靱帯損傷が発覚。今季中の登板はなくなったが、その後も指名打者として出場し続けていた。「彼は今シーズン、まだ多くの(やるべき)ことが残していると思う」と指揮官。今季は現時点で両リーグトップの44本塁打を放っていて、日本選手初の本塁打王のタイトルへの期待もかかる。一方で、「来年は(リハビリで)少しばかり離脱してしまう。今年は特別なシーズンを過ごしているから、その活躍を続けてほしい」と願った。

 靱帯損傷が発覚後のメッツ戦、フィリーズ戦では、敵地にもかかわらず大歓声が沸き起こり、申告敬遠にはブーイングが起こった。ネビン監督も「ブーイングは起こらないと思った」と驚き。「(ファン)全員が彼の打つ姿を見たい。お金を払って見たい選手のランキングを実施したとき、彼は1位を獲るだろう」と誇らしげだった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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