同じ勝率なのに明暗「奇妙だ」 エ軍の主力放出に球界改革案の声「2地区制に戻せ」

ガーディアンズナイン【写真:ロイター】
ガーディアンズナイン【写真:ロイター】

エンゼルスとジオリトら3投手が移籍したガーディアンズは同じ勝率.478

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスがウェーバー公示にかけていた主力5選手の移籍先が決まった。ルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペス、マット・ムーアの3投手はガーディアンズに移籍。ハンター・レンフロー外野手はレッズ、ドミニク・リオン投手はマリナーズへ移る。チーム総年俸の削減が目的で、来季以降のチーム再建に舵を切ったが、ファンからは疑問の声が上がっている。

 きっかけは米ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者の“つぶやき”だった。

「シーズンが終わったエンゼルスは、64勝70敗でウェーバーに選手を投げ売った。64勝70敗のガーディアンズは、ウェーバーから選手を獲得し、全てを賭ける。MLBは不動産のようだ。#立地 #立地 #立地」

 エンゼルスは地区4位で首位マリナーズから12.5ゲーム差を離れているが、ガーディアンズは地区首位のツインズから5ゲーム差。逆転優勝へ決して不可能な“場所”ではない。そして両チームとも64勝70敗で勝率.478と同じ戦績となっている。

 ファンからは「ア・リーグ中地区はボロボロの住宅街で、西地区は高級住宅街のようだ」「ア・リーグ中地区は酷すぎ」「大量放出している側のファンからすると複雑だ」「奇妙なことだ」「エンゼルスも中地区でプレーできたらいいのに」「中地区に行かせろ」との不満の声が噴出。「ディビジョン制を廃止すべき」「2地区制に戻すべきだ」「MLBに降格制度が必要な理由は正しくこれだ」などと改革を訴える声もあった。

(Full-Count編集部)

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