主力大量放出から一夜、飛び級昇格も「驚きなかった」　エ軍21歳有望株が得たチャンス

21歳パリスは敵地・アスレチックス戦に「9番・遊撃」で先発出場する

■アスレチックス ー エンゼルス（日本時間2日・オークランド）

　大谷翔平投手が所属するエンゼルスは1日（日本時間2日）、カイレン・パリス内野手とメジャー契約を結んだ。背番号は「19」。敵地・アスレチックス戦に「9番・遊撃」で先発出場する。チームはルーカス・ジオリト投手ら主力5選手が移籍。前日8月31日（同1日）に吉報を受け、「昨日の午後に昇格を知らせる電話を受けた。（マイナーの）監督からだった。監督室に向かったらコーチ全員がいた。特別な瞬間だった」と振り返った。

　21歳のパリスは2019年のドラフト2巡目（全体55位）でエンゼルス入団。2Aロケットシティで113試合に出場し、打率.255、14本塁打、45打点、44盗塁をマークした。飛び級での昇格となったが、「特に驚かなかった。（昇格は）間違いなく頭にあった。一生懸命プレーして、その機会を待っている」と語った。

　敵地・オークランド近郊のカリフォルニア州オークレー出身。地元でのメジャーデビューとなる。「興奮している。家族や友人が集まってくれた。アスレチックスファンとして育った。（応援には）50人くらい来る。ココ・クリスプ、ジェマイル・ウィークスに憧れて育った。ここでデビューできることは、クールで特別なことだ」と声を弾ませていた。

（Full-Count編集部）