オードリー春日さんが明かす“笑撃”始球式の舞台裏 綿密な計算に「こういう形は初では」

セレモニアルピッチに登場したオードリーの春日俊彰さん【写真:小池義弘】
セレモニアルピッチに登場したオードリーの春日俊彰さん【写真:小池義弘】

銀と黒で顔をペイント…特急「Kasuew(カシュー)」として登場

■西武 ー ソフトバンク(2日・ベルーナドーム)

 熱心な西武ファンとして知られる、お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰さんが2日、本拠地ベルーナドームで行われたソフトバンク戦の試合開始前に、“笑撃的”なセレモニアルピッチを行った。西武鉄道の特急「Laview(ラビュー)」のフロントフェースの大型写真パネルに穴を開け、銀と黒でペイントした顔を差し入れ、自身の名前にかけて特急「Kasuew(カシュー)」として登場。投球はワンバウンドで外角低めに決まり、球速100キロを計測した。

 地元の埼玉県所沢市出身で、熱心なライオンズファンとして知られる春日さん。投球後の記者会見にも、腰をかがめ、写真パネルから顔を出した体勢のまま応じた。「体勢がつらいとか、そういうのはありません。(春日ではなく)『特急カシュー』ですから。でも、できれば早めに終わりませんか」と笑わせた。

 一方で「見てわかる通り、何度も打ち合わせも重ねまして、パネルを特別につくりました。穴の位置、大きさなどなど、顔を塗る時間を含め、とんでもない綿密な計算のもとに行われたセレモニアルピッチでした」と舞台裏を明かし、「こうやって出てくるセレモニアルピッチは、初じゃないかな」とアピールした。

 西武は前日(1日)、ロン毛の高橋光成投手と今井達也投手をフィーチャーした「チームロンゲ」グッズを発売したばかりだが、春日さんのトレードマークはテクノカット。「(テクノカットを)佐藤龍世選手とか、古賀(悠斗)選手とか、若い選手にやってほしい」とした上で、「一番やってもらいたいのは、松井稼頭央監督。ボスがやっていれば、まねする選手が出てくる。それが一番早いかもしれない」と野望をほのめかしていた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY