「正直、優勝は難しくなってきている」鷹・近藤の“本音”…12ゲーム差で向き合う現実

ソフトバンク・近藤健介【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・近藤健介【写真:藤浦一都】

日本ハム時代の2021年以来2度目の受賞「チームに貢献できたかなと」

 8月の「大樹生命月間MVP賞」が8日に発表され、パ・リーグの野手部門ではソフトバンクの近藤健介外野手が受賞した。2021年の10月、11月度以来2度目の受賞。8月は24試合に出場して打率.365、7本塁打、19打点。リーグトップの長打率.729を記録するなど、打線を牽引した。会見では「長打も打点も増えていましたし、よりチームに貢献できたかなと思っています」と声を弾ませた。

 8月に調子が上昇気流を描いた要因については「それはあまりなくて、タイミングというか。継続してきていることがゲームで表れるようになってきた。これを変えたから、とかそういうものはあまりないです」と語る。現在、打率.306、21本塁打、リーグトップの74打点を記録している。3冠王も狙える位置にいるが「よく言われるんですけど、タイトルはあまり意識していなくて。チームの勝ちにつながる一打を意識して試合に臨んでいます」と強調した。

 チームは現在3位。首位のオリックスとは12ゲーム差を開けられている。FA権を行使して今季からホークスに加入した近藤も「正直優勝は難しくなってきていると思いますし、まずはクライマックスにしっかり出られるように貢献して。日本一のチャンスも残っているので、そこに向けてやっていきたい」と真っ直ぐに現状を受け止めていた。8日からは4位の楽天とのカードが始まる。一戦必勝の姿勢で、クライマックス・シリーズ進出を目指す。

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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