助っ人右腕の来日第1球を粉砕…“力と力の勝負”155キロ超えの剛速球を弾き返す好打者

日本ハム・万波中正(左)とオリックス・宗佑磨【写真:矢口亨】
日本ハム・万波中正(左)とオリックス・宗佑磨【写真:矢口亨】

155キロ以上の剛速球を弾き返したシーンを紹介

 パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルでは「パワフル」にまつわる動画を制作。「155キロ以上の剛速球を弾き返した安打まとめ」と題した動画では、力と力のぶつかり合いを制した一打を紹介している。

 日本ハム・万波中正外野手はロッテ・佐々木朗希投手が投じた161キロのストレートに対して、コンパクトにセンター返し。まさにお手本のような打撃だった。今季は自身初の20本塁打に到達し、打点もすでに自己最多と、めきめきと頭角を現している。打撃のみならず、類まれな強肩と俊足を生かした広い守備範囲でもファンを魅了している。シーズン終盤も攻守にパワフルなプレーを見せてくれるだろう。

 楽天からは小深田大翔内野手をピックアップ。動画で紹介されているのは、オリックスの新進気鋭の剛腕・山下舜平大投手のストレートを捉え、ライト線へ運んだ鋭い二塁打だ。ソフトバンク・周東佑京内野手と並びリーグトップの26盗塁を記録している走力も魅力。力強く二塁まで駆け抜ける姿にも注目してほしい。

 西武・金子侑司外野手は、山下の直球を弾き返したセンターの右へのヒットに、ソフトバンク・甲斐野央投手から打った二遊間を抜けるヒット。そして、甲斐野の真ん中への直球を強く引っ張り、右翼手が打球処理に手間取る間に、三塁を陥れた一打だ。

オリックス宗は助っ人右腕の来日初球を一閃

 ロッテの角中勝也外野手は、広島のニック・ターリー投手から放った、左中間を真っ二つに割る同点適時二塁打が紹介されている。7月24日には代打で出場し、ソフトバンクの守護神、ロベルト・オスナ投手からサヨナラ弾を放つと、8月は月間打率.419をマーク。首位を追走するチームには、頼れるベテランの存在が欠かせない。

 オリックス・宗佑磨内野手は4本のヒットが取り上げられており、そのうちの3本が長打だった。なかでも、特筆すべきは3月31日のシーズン開幕戦、10回に放った勝ち越し弾。西武のヘスス・ティノコ投手の来日初球、157キロの速球を振り抜き右翼席へ運んだ一発だ。これが決勝点となり、チームは延長戦勝利を収めた。

 最後に、ソフトバンクから中村晃外野手をピックアップ。カウント0-2と追い込まれながらも、佐々木朗が外角に投じた163キロのストレートを流し打ちするなど、さすがの打撃を披露している。残りのシーズンも鮮やかなヒットを量産すること間違いなしだ。

【実際の動画】力と力のぶつかり合い…155キロ以上の剛速球を弾き返した安打

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