269億円契約も“期待外れ”…2年で5度のIL 怪我続きの元MVP大砲は「プラン通りでない」

ロッキーズのクリス・ブライアント【写真:ロイター】
ロッキーズのクリス・ブライアント【写真:ロイター】

大型契約後、5度目の負傷者リスト入りとなっているブライアント

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、「2023年最も期待外れだったMLB選手とチームについてどう判断すべきか」との見出しで特集。期待外れだった選手の1人に、ロッキーズのクリス・ブライアント内野手が選出されている。

 ブライアントはカブス時代の2015年には新人王を獲得し、2016年には39本塁打を放つなど、ハンク・アーロン賞やナ・リーグMVPを獲得。2021年途中にジャイアンツへトレード移籍し、同年オフにFAとなってロッキーズと7年1億8200万ドル(約269億円)の契約で入団した。

 しかし2022年はデビュー以来ワースト(2020年の短縮シーズンを除く)となる5本塁打に終わった。3度の負傷者リスト(IL)入りでシーズンの4分の3を欠場。標高が高く“打者天国”とされるクアーズ・フィールドを本拠地としながら、本拠地での本塁打はゼロだった。

 今季は65試合に出場、打率.251、8本塁打23打点の成績。5月末に左かかとの負傷でIL入りし、復帰後3週間で今度は左手の人差し指を骨折。現在は今季2度目となる負傷者リストに入っている。記事では「コロラドがクリス・ブライアントに対して7年1億8200万ドルの賭けに出てから2年、物事がプラン通りに進んでいるわけではないようだ」「今季も怪我続きで、出場できた試合でも(昨季と比べて)効果的なプレーができていない」と指摘している。

 ロッキーズにとっては、まだ1億3600万ドル(約200億)分の契約が残っている。まだ31歳と若く、衰えるには早い。今後の復活に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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