千賀滉大、6戦連続QSでも苦悩「ずれている部分がある」 戦い続ける“日米の違い”

ツインズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】
ツインズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】

敵地で行われたツインズ戦で粘りの投球を見せたメッツ・千賀

■ツインズ 5ー2 メッツ(日本時間9日・ミネソタ)

 メッツの千賀滉大投手は8日(日本時間9日)、敵地ツインズ戦に先発し、6回を投げて4安打5奪三振4四球2失点の内容で、勝敗はつかずに降板。チームは後続が打たれて2-5で敗れた。試合後、取材陣に対応した千賀は、「自分の中で、難しいものがある」とビジターでのピッチングについての課題を口にした。

 千賀は初回1死から四球で走者を出すと、ロイス・ルイス内野手に左翼へ二塁打を打たれて先制点を献上。2-1の4回には先頭のカルロス・コレア内野手に同点弾を浴びた。それでも「あまり良くない中でも『少しでも長く』という気持ちでマウンドにいた」と千賀。走者を出しながらも粘りの投球を見せ、6試合連続のクオリティ・スタート(QS、6回以上を投げ自責点3以内)で後続につなげた。

 初挑戦のMLBで実感しているのは、ビジター球場に臨む上での調整の難しさだ。「疲労や移動で、(体の扱い方に)少しずれている部分がある。暖かいところから肌寒いところへの移動した時に体がどうなるかも把握して、早く流れをつかみたい」。メジャーならではの長距離移動に加え、初体験の球場での気象条件にもフィットしていくことを課題に感じていると語る。

 この試合で、10勝7敗、防御率3.07。第一目標としていた1シーズン“完走”も見えてきているが、「もっとミスを減らしながらやっていければ、イニング数も失点も減ってくる。QSだからOKとは、自分では思わないように過ごしたい」と、残りの登板でのさらなる成長を見据えていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY