転落した元ヤ軍エース「何もうまくいかない」 防御率6点台…待ち受ける“試練のオフ”

ヤンキースのルイス・セベリーノ【写真:ロイター】
ヤンキースのルイス・セベリーノ【写真:ロイター】

米メディアが「今季期待外れだった選手」を選出

 ヤンキースの元エースが苦難のシーズンを送っている。ルイス・セベリーノ投手は、今季4勝8敗、大量失点する試合も多く防御率は6.65となっている。8月後半以降徐々に立ち直ったかに見られたが、8日(日本時間9日)には左脇腹の負傷で緊急降板となった。

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、「今季期待外れだった選手」の1人に、セベリーノを選出している。2017年には14勝、翌2018年には19勝を挙げてエースとしての存在感を見せていた。しかしそれ以降、怪我もあって不調のシーズンが続いた。7月には5試合で29失点(自責27)、月間防御率は11.22だった。

 同記事では、「健康な状態のときも、かつてほど直球の球威がない」と指摘。「今年は何もうまくいかず、セベリーノが9イニング平均で許したヒットは驚きの11.5本。2017年と18年に打者を絶望に追いやったスライダーが今季メジャーでは最も価値のない球の部類となっている」と分析した。

 昨オフにオプションで契約を延長し、今オフにはFAとなる。「彼はサイ・ヤング賞を争った23歳、24歳の時からはほど遠い状態にあり、2月に30歳になる元エースにどんなFA市場が待ち受けているか興味をそそる」と、去就に注目していた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY