侍U-18、台湾との“決勝前哨戦”に敗れる 消化試合もミス連発…投打に残した課題
悲願の世界一へ、10日に台湾と“再戦”
高校日本代表「侍ジャパン」は9日、台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」で台湾とのスーパーラウンド3戦目に臨み、2-5で敗戦した。勝敗に関係なく、10日の決勝戦に進める侍U-18代表だったが、課題の残る試合となった。
立ち上がりに崩れた。初回2死一塁から4番・武田陸玖投手(山形中央)がレフトの頭上を越す適時二塁打を放って先制するも、先発を任された高橋煌稀投手(仙台育英)が粘れなかった。
1点リードの展開でマウンドに上がるも、初回先頭から2者連続四球でピンチを迎えると、1死二、三塁から4番のワン・ニェンハオが打席へ。右翼への飛球に打ち取ったかと思われたが、これを右翼手の知花慎之助外野手(沖縄尚学)が落球。その後もリズムに乗れず3点を失った。
高橋は1回31球1安打3失点で降板。2番手の森煌誠投手(徳島商)は3回48球3安打2失点と台湾打線を止めきれなかった。“前哨戦”に敗れた侍U-18代表は、10日に台湾と頂上決戦。悲願の世界一へ、下を向く時間はない。