“消化試合”でも全力「明日エンジンがかからん」　馬淵監督、台湾戦を前に意気込み

決勝で対戦する台湾と“前哨戦”

　高校日本代表「侍ジャパン」は9日、台湾（台北）で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」で台湾とのスーパーラウンド3戦目に臨む。試合前に取材に応じた馬淵史郎監督は「頭の中には明日が大事だと言うことは選手も分かっている。消化試合だからということで、どうでもいいやという考えは持っていない」と意気込みを語った。

　日本と台湾は10日の決勝進出は決まっているため、この日の試合はメダルの色には関係なく、決勝に向けた“前哨戦”となる。台湾代表は今大会ここまで黒星がない盤石の勝ち上がりを見せている。「明日の試合が大事だというのはお互い頭にあるでしょうから、消化試合というかたちでやると明日エンジンがかからんので」と、試合には全力で臨むつもりだ。

　馬淵監督が率いて1年目となった昨年は3位に終わったが、今大会はすでに2位以上が確定している。「昨年が銅メダルだったんでね、1歩前進したかなという気持ちは持っていますけど、決して銀メダル狙いでチームを作ってきたわけじゃないんで、チャレンジしたいですね」と、頂点を見据えた。

（Full-Count編集部）