全米を巻き込んだ大谷翔平“不在の10日間” 動向にメディア翻弄…激変した世界観

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

12日のマリナーズ戦では急遽スタメンから外れ、全米メディアが翻弄された

 エンゼルスの大谷翔平投手の出場可否に揺れた10日間だった。13日(日本時間14日)に敵地で行われたマリナーズ戦を欠場し、10試合連続の欠場。1日のオフを挟み、15日(同16日)から本拠地での3連戦となるタイガース戦で復帰するのか注目が集まる。ここでは、右脇腹を痛めてからの動向を振り返りたい。

 4日(同5日)に本拠地で行われたオリオールズ戦の試合前に異変が起こった。屋外でのフリー打撃中に突如、顔をしかめてベンチへ下がると、スタメンから外れた。球団発表によると「右脇腹の張り」で、負傷者リスト(IL)入りはしなかったが、結局ここから10試合連続の欠場となった。

 11日(同12日)のマリナーズ戦では、「2番・指名打者」で8試合ぶりに先発オーダーに名を連ねたが、急遽スタメンから外れた。日本だけでなく、全米のメディアが出場可否に翻弄され、MLB公式サイトまでもが「○試合連続で欠場」として、連日情報を報じた。歴史的シーズンを送っている大谷の影響力を、改めて感じさせた。

大谷と並ぶ44本塁打だったオルソン、欠場中に打率.515&7本塁打と大暴れ

 また、この10試合の間に大谷のタイトル争いの情勢も変化している。本塁打王争いでは、44本でア・リーグトップをキープ。2位のルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)とは9本差と、リードは大きいままだ。一方、両リーグトップタイの44本塁打で並んでいたマット・オルソン(ブレーブス)が主役に躍り出た。

 オルソンが大谷欠場中に打率.515、7本塁打15打点と大暴れ。大谷に7本差をつけると、アンドリュー・ジョーンズが持つ球団記録の51本塁打に並んだ。また、ピート・アロンソ(メッツ)が大谷の離脱中に3本塁打して44本で並び、カイル・シュワーバーは同期間中に4本塁打で43本と1本差に迫る。シュワーバーは.198という低打率でも注目を集めている。

 一方、打点王争いでは、状況が厳しくなってきた。95打点の大谷と5点差でトップを走っていたアドリス・ガルシア(レンジャーズ)はIL(負傷者リスト)入りしたものの、カイル・タッカー(アストロズ)が105打点まで伸ばし、大谷と10点差に広げた。残り20試合を切る中、逆転するにはかなり高いハードルとなっている。

 マニアックなところでは、“史上最高のDH”への道が険しくなった。大谷は打撃だけでbWAR6.0に乗せ、1995年にエドガー・マルティネスが記録したDH歴代最高のbWAR7.0に迫っていたが、10試合の欠場で厳しくなった。とはいえ、欠場でも話題を提供し続けるのは大谷だからこそ。焦らずに復帰を待ちたい。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY