「NPB記録を狙う可能性大」も…MLB評価高まる27歳守護神 “33.7”が示す抜群の安定感

楽天・松井裕樹【写真:中戸川知世】
楽天・松井裕樹【写真:中戸川知世】

米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が楽天の松井裕樹を紹介

 オリックスの山本由伸投手やDeNAの今永昇太投手がメジャーから高い評価を得ているなか、米球界が熱視線を送る日本人投手は他にもいる。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が、NPBの注目選手を紹介。その中で、27歳の左腕を「安定感抜群」の投手だと称賛している。

 その左腕とは、楽天の松井裕樹投手。記事では「NPB史上最も実績があるクローザーの1人」として、NPB史上9人目の200セーブを史上最年少で達成するなどの実績を紹介。また、今季49試合登板の時点で防御率は1.55で、打者を三振に取る率(三振数/打席)が33.7%とおよそ3人に1人から三振を奪っており、四球を与える率(四球数/打席)もわずか5.1%と「安定感抜群で、数字がそれを裏付けている」と記している。

 松井裕は今季序盤に海外FA資格を得ており、ポスティングを経ずにMLBチームと契約できるが、「本人は2023年以降のことを名言していない」と記事は言及。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、MLB公式球に近いWBCのボールへの対応に苦慮したこともあり、「MLBからのオファーがそこまで魅力的でなければ、NPBに残ってNPBのセーブ記録更新を狙う可能性が高い」としている。今季もパ・リーグのセーブ王を争う守護神は、オフにどのような決断を下すのだろうか。

(Full-Count編集部)

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