ソフトバンク、ヒヤヒヤ勝利で2位ロッテに並ぶ パはオリ以外“貯金なし”の珍事

接戦を制し、抱き合うロベルト・オスナ(左)と甲斐拓也【写真:小林靖】
接戦を制し、抱き合うロベルト・オスナ(左)と甲斐拓也【写真:小林靖】

初回の猛攻で5得点を奪うも、先発の石川が踏ん張れず接戦に

■ソフトバンク 7ー6 ロッテ(24日・ZOZOマリン)

 ソフトバンクは24日、敵地ZOZOマリンスタジアムでのロッテ戦に7-6で競り勝った。初回に打者一巡の猛攻で一挙5得点。先発の石川が踏ん張れずに猛反撃を浴びて1点差まで迫られたものの、辛くも逃げ切った。ソフトバンクは66勝66敗2分けの5割に戻し、ロッテと並んで2位タイに。パ・リーグは3連覇を達成したオリックス以外の5球団全ての貯金がなくなった。

 初回、先頭の周東が右前安打で出塁すると、すかさず今季33個目の盗塁を決めて二塁へ。川瀬の犠打で三塁へと進むと、柳田の左前適時打で先制点を奪った。さらにチャンスを広げると、今宮、三森にも適時打が出て、6安打で一挙に5点を奪った。2回にも相手のミスの間に川瀬が好走塁で生還して6点目を挙げた。

 楽勝ムードのはずが、中盤以降は冷や汗をかく展開になった。先発の石川は初回、2回と1点ずつ失うと、4回1死一塁で和田に右翼スタンドへの2ランを被弾。4回途中7安打4失点で降板となると、4番手の大津、5番手の藤井も1点ずつ奪われて、1点差まで追い上げられた。それでも、8回を松本、9回を守護神のオスナがなんとか無失点に封じて逃げ切って白星を掴んだ。

 ロッテとの直接対決を制して2位に並んだ。4位の楽天も勝ったため、その差はわずか1ゲーム。残りは9試合。クライマックスシリーズを争う痺れる戦いは、最後まで目が離せない展開になっている。

(Full-Count編集部)

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