大谷翔平はいなくても“主役” 報道陣は10人→40人…両監督も話題に「オーラ感じる」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

当初は右肘手術の大谷が合流する予定だった

■レンジャーズ 5ー1 エンゼルス(日本時間26日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地で行われたレンジャーズ戦に姿を見せなかった。19日(同20日)に右肘靱帯の手術を受け、この日からチームに合流する見込みだったが、自宅での術後のケアに専念。フィル・ネビン監督は今週末に本拠地を訪れる予定だと明らかにした。

 大谷が来るかもしれない。試合開始6時間前。本拠地エンゼルスタジアムには多くのファンが訪れていた。チームストアは多くのファンであふれ、選手駐車場の前では入り待ちするファンも。17番のユニホームを着たファンばかりだった。「今日、オオタニは来るんだろう?」。米国人ファンも目を輝かせていた。

 24日(同25日)までのタンパ、ミネソタ遠征ではエンゼルス取材関係者は10人ほどだったが、地元アナハイムでの開催もあってエンゼルス取材陣が急増。試合前のネビン監督の取材には40人ほどが集まった。

「まだ手術から回復している状態だ。家でゆっくりしてリカバリーする時間が必要だ。でもチームメートと一緒にいたいことを明確に示してきた。今週末に見られるだろう」。ネビン監督の取材後、各メディアは即座に一報を入れた。
 
 敵将の取材でも、やはり大谷の話題になった。レンジャーズを率いるのは、歴代10位の通算2090勝を挙げている68歳のブルース・ボウチー監督だ。「自分が生きている間に彼のような選手を見るとは思っていなかった」。1955年生まれの68歳。最上級の褒め言葉だろう。

「ショウヘイの素晴らしさは?」 米メディアからの質問に、ネビン監督は間髪入れずにこう答えた。

「ショウヘイはスタジアムで違う雰囲気を持っている。ホテルからバスで移動しようが、試合前のスタジアムでも、ショウヘイがいるとオーラを感じる。スーパースターだ。他人と比較することは難しい。今まで見た中で最高の野球選手だ」

 一番近くで見守ってきたネビン監督の発言には説得力があった。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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