普通の女の子がBsGirlsへ ダンス歴は3年だけ…1年で景色を変えた“オリ姫”の奇跡

BsGirlsのSARAさん【写真:荒川祐史】
BsGirlsのSARAさん【写真:荒川祐史】

昨年は“オリ姫”として何度も京セラドームで観戦していたSARAさん

 オリックスのリーグ3連覇を支えた、総勢14人で構成される公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGirls」。Full-Countでは、選手と共に「We can do it!」を合言葉に奮闘するメンバーの素顔を取り上げていく。第7回は“オリ姫”からPerformerへ、華麗な転身を遂げたSARAさんにスポットをあてる。

 パ・リーグでは21世紀初のリーグ3連覇。9月20日、京セラドームで行われたロッテ戦でパフォーマンスを披露したSARAさんの目からは自然と涙がこぼれた。昨年もリーグ優勝を見届けたが、今年の景色は一味違った。

「この瞬間をグラウンドで見れることができて、本当に幸せいっぱい。必死になって努力したことが報われた気がしました」

 弟が野球をやっていた影響で、野球の魅力にどっぷりハマった。兵庫県出身で阪神、オリックスの試合に何度も足を運んだ。昨年は可愛らしいグッズに身をまとい“オリ姫”の一員としてスタンドから声援を送る日々。当時は会社員として働いていたが、「やっぱり野球が好き。BsGirlsがカッコよくて。あの一員になりたい」と覚悟を決めた。

 ダンス経験は中学生の3年間だけ。期待と不安のなかオーディションを受けると、書類選考を突破。「周りは経験者ばかり。グラウンドやTVで見ていたメンバーの方もいて緊張しかなかった」。2次審査からは実技も加わり、周囲のレベルの高さに圧倒された。

 それでも、審査員からポテンシャルの高さを評価され、見事に合格。憧れのグループに仲間入りを果たした。加入してからは日々の練習以外にも、自宅に戻れば自主練を欠かさず必死に食らいついた。

 先輩や同期らの支えもあり、今では胸を張って「BsGirlsの一員」と言えるようになった。控室では関西人らしく「鋭いツッコミとワードセンス」でメンバーを楽しませることも。努力と根性で掴んだ夢舞台。連続日本一に向け最高のパフォーマンスをファンに届けていく。

【実際の写真】“普通の女の子”が華麗に変身… 「BsGirls」SARAさんの厳選ショット

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