“ライバル”も41試合欠場…大谷翔平のMVP確信 敏腕記者「彼じゃなかったら誰?」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

スターク氏「彼はえげつないシーズンを送りました」

 メジャーリーグもシーズン最終盤を迎えている。故障で終盤離脱したエンゼルスの大谷翔平投手は2年ぶりのMVPを獲得できるのか。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBセントラル」では、敏腕記者が獲得を断言した。

 司会を務めるローレン・シェハディさんが「投手として2か月欠場し、打者としても1か月欠場しています。MVP争いについて意見をお聞かせください」と問いかけると、米メディア「ジ・アスレチック」などに寄稿している名物記者ジェイソン・スターク氏は「オオタニが9月を全休したことに対して、私は少し困っています。4年前、マイク・トラウトがシーズン最後の19試合を欠場し、MVPを獲得したケースはありましたが、前例にないことだからです」と分析。

 そして「でも、彼はえげつないシーズンを送りました。チッパー・ジョーンズ氏(元ブレーブスの殿堂入り選手)は、生涯に渡って1度も今シーズンのオオタニのOPS+(184)を上回ったシーズンはありませんでした。そして、オオタニは、チーム内で最高の投手でもありました。サイ・ヤング賞候補に挙げられています」と絶賛。「調べたところ、オオタニより欠場してMVPを獲得したケースがありました。ジョージ・ブレットは1980年に117試合しか出場していません。6月と7月の大半、シーズン45試合欠場しています。バリー・ボンズも2003年に130試合しか出場していません」と例を挙げた。

 さらに「彼じゃなかったら誰ですか? 答えはコーリー・シーガーですが、彼は今シーズン何試合に出場しましたか? 41試合欠場していますよね。ショウヘイより欠場しています。ショウヘイは9月を欠場しましたが、WAR10をマークしました。9月を欠場してしまったので簡単にはいかないでしょうが、彼がMVPでしょう」と揺らぐことはなかった。

(Full-Count編集部)

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