大谷翔平の“28の偉業” 史上初の2年連続10勝&30HR、打撃リーグ6冠…伝説の2023年

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

44本塁打で日本人初の本塁打王を獲得、OPS1.066など打撃6部門リーグトップ

 エンゼルスは1日(日本時間2日)、大谷翔平投手の今季の偉業をまとめた資料を公開した。打者、投手、二刀流、オールスター、表彰など全28項目に渡って大谷の活躍を称賛している。

 今季はア・リーグ最多44本塁打を放ち、日本人初の本塁打王を獲得。球団では2000年トロイ・グロース以来23年ぶりの2人目の本塁打王となった。本塁打だけでなく、325塁打、78長打、出塁率.412、長打率.654、OPS1.066はリーグトップだった。

 シーズン40本塁打以上は46本塁打を放った2021年以来、自身2度目。シーズン40発到達はメジャー最速だった。また、40発を複数シーズンで記録したのはトロイ・グロース、マイク・トラウトに次いで3人目だ。打撃、走塁、守備投球を総合的に評価するWARは10.1を記録。これはメジャートップだ。

 マニアックな記録もある。6月12日から17日まで6試合連続で長打、四球、得点を記録。これは1921年ベーブ・ルース(7戦連続)、1997年バリー・ボンズ(6試合連続)以来メジャー3人目。また、今季34本塁打&6三塁打以上を記録したのは大谷だけだ。また、チーム114試合で40本塁打&15盗塁以上を記録したのもメジャー史上初めてだ。

 投手記録でも目立った活躍を見せた。最低130回を投げた投手で被打率.184はリーグトップ。20回2/3連続無失点を記録し、23登板のうち13登板で自責点1以下だった。7月27日の敵地・タイガース戦ではメジャー初完投初完封を記録。規定投球回に達しなかったものの、リーグ5位の167奪三振などリーグ上位にランクされた。

7月28日のダブルヘッダーでは第1試合でメジャー初完封、第2試合でマルチ本塁打

 二刀流では史上初めて2年連続で10勝&30本塁打を記録した。登板時は打者として78打数29安打の打率.372、7本塁打、15打点を記録。登板試合で放った7本塁打は1931年ウェス・フェレルの9本塁打に次いで歴代2位タイだ。また、登板試合で3度サイクル安打に王手をかけ、全23登板で投打同時出場したことも称えられた。

 数多くの伝説の試合も残した。6月27日(同28日)のホワイトソックス戦では2本塁打&10奪三振を記録。これは1963年7月31日ペドロ・ラモス以来だった。7月27日(同28日)のタイガースとのダブルヘッダーでは第1試合でメジャー初完封、第2試合でマルチ本塁打をマークした。6月12日から15日までのレンジャーズ4連戦で4本塁打、7四球を記録。これはメジャー史上3人目だった。

 オールスター戦には3年連続で投打同時選出された。エンゼルス選手のリーグ最多得票は、1979年ロッド・カルー、2019年マイク・トラウトに次いで3人目だ。ファン投票のDH部門で3年連続選出は、2011年から2013年のデビット・オルティス以来2人目。

 表彰では3年連続で球団MVPに選ばれ、月間最優秀選手に2度(6、7月)、週間最優秀選手に3度(6月12~18日、6月26日~7月2日、7月24~30日、7月24~30日)選出された。ユニホームの売り上げランキングでは日本選手で初めてメジャートップだった。

(Full-Count編集部)

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