未来の巨人エースへ…24歳右腕が衝撃「1.96」 終盤に覚醒、山本由伸超え“無双投球”

巨人・赤星優志【写真:中戸川知世】
巨人・赤星優志【写真:中戸川知世】

巨人・赤星、9月以降は球界トップクラスの投球を披露

 巨人の2年目・赤星優志投手が、来季に向けて楽しみな投球を見せた。5月まで0勝4敗も、8月に1軍に戻ってきてからは5勝1敗、防御率1.36と好投を披露した。セイバーメトリクスの観点から分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、被本塁打と四死球、三振から投手を評価するFIPを改良した指標「xFIP」では、9月以降両リーグ1位をマークした。

 同指標は、打球の強弱、守備位置による被安打などを除いて算出することで、投手本来の資質を計ることができる。9月以降に20イニング以上投げた投手の中では、山本由伸(オリックス)の2.45、今永昇太(DeNA)の2.18を上回り、ただ一人1点台を記録している。

 結果的には昨季と同じ5勝5敗に終わったものの、防御率は4.04から3.39に良化し、投球回は9イニング減ったが、奪三振は増加、四死球は10以上減少。K/BBは1.63から4.92へと劇的に改善している。

 シーズンを通してローテーションを守ることが出来れば、好成績が残せることを期待させる9月以降の投球だった。巨人は戸郷が12勝、山崎伊も10勝を上げた。来季は先発の一角として、Aクラス浮上の力になることができるか。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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