26億円右腕の“悪夢”の1年 開幕11連敗、防御率6点台…新天地でも響いた怒号の嵐

ロイヤルズのジョーダン・ライルズ【写真:Getty Images】
ロイヤルズのジョーダン・ライルズ【写真:Getty Images】

ロイヤルズのライルズは6勝17敗、防御率6.28の成績だった

 ロイヤルズのジョーダン・ライルズ投手は苦しい1年を過ごした。今季は開幕から自身11連敗を喫するなど、厳しいシーズンを送った。最終的に31試合に登板して6勝17敗、規定投球回到達者でワーストとなる防御率6.28の成績に終わった。昨オフに2年総額1700万ドル(約26億円)でロイヤルズと契約した右腕は、寂しい成績となった。

 ライルズは2011年にメジャーデビューを果たし、2021年にはレンジャーズで10勝をマークした。昨年はオリオールズで自己最多タイの12勝を記録し、オフにFAとなってロイヤルズと契約。新天地で輝きを増したい右腕だったが、開幕からつまづいた。

 プロである以上、全く貢献できない選手に対するファンの反応も厳しいものがあった。地元ラジオ局「Sports Radio 810」の番組「Night Shift」の司会を務めるジャック・ジョンソン氏は自身のX(旧ツイッター)で、6月13日(日本時間14日)のレッズ戦で6回5失点降板となったライルズについて「ライルズへの大きなブーイング」と報じるなど、ファンの期待を裏切る形になってしまった。

 ライルズは、ここ3年間で41敗を喫するなど、通算成績は72勝107敗と大きく負け越している。今月で33歳を迎える右腕は“悪夢”の日々を経験してしまった。

(Full-Count編集部)

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