貧打の中日、半世紀ぶり“不名誉記録” 絶望の「2.72」…11敗カルテット誕生の必然

中日・立浪和義監督【写真:荒川祐史】
中日・立浪和義監督【写真:荒川祐史】

シーズン400得点未満は1973年のヤクルト、広島(130試合)以来50年ぶり

 2年連続の最下位に沈んだ中日が、半世紀ぶりとなる不名誉な数字を記録してしまった。シーズン143試合でチーム390得点は、12球団ワースト。プロ野球の歴史で見ても、シーズン400得点未満は1973年のヤクルト、広島(130試合)以来、50年ぶりだ。今オフは、得点力不足を解消するのが最優先課題になる。

 シーズン143試合でチーム390得点は、1試合あたりで見ると「2.72」点となる。12球団トップの555得点だった阪神は、1試合あたり「3.88」点と、大きすぎる差になっている。柳裕也投手と高橋宏斗投手は防御率2点台ながら11敗、小笠原慎之介投手と涌井秀章投手もそれぞれ11敗、13敗を喫したのも頷ける。

 シーズン400得点未満は、143試合制になってからは初めての記録だ。130試合制の1973年にヤクルトが377得点、広島が390得点だったのが最後。144試合で行われていた2012年には、阪神が411得点と迫ったが踏みとどまっている。中日は2021年も405得点、2022年も414得点と、得点力不足が続いている状況だ。

(Full-Count編集部)

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