中日、歴史的貧打で“5年連続の屈辱” 細川いなければ悲惨…12球団ワースト「71」

中日・石川昂弥、細川成也、ダヤン・ビシエド(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】
中日・石川昂弥、細川成也、ダヤン・ビシエド(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】

アキーノが大誤算、5年連続で12球団ワーストとなる71本塁打に終わった

 中日は今季、56勝82敗の借金26で2年連続の最下位に沈んだ。昨季は12球団ワーストの62本塁打と長打不足に苦しみ、オフには大物助っ人のアリスティデス・アキーノ外野手を補強し、若手野手の成長も期待された。しかし、蓋を開けてみると、結局は5年連続で12球団ワーストとなる71本塁打に終わっている。

 広いバンテリンドームを本拠地にしているハンデはあるものの、2019年から12球団ワーストの座を返上できずにいる。昨オフにはアリエル・マルティネス捕手が日本ハムに流出、京田陽太内野手、阿部寿樹内野手をトレードで放出するなど陣容刷新。アキーノの他には現役ドラフトで細川成也外野手を獲得した。

 しかし、4月から5月にかけて100イニング連続ノーアーチを記録するなど、前半戦から苦しんだ。やや盛り返して昨季より多い71本塁打をマークしたが、11位の阪神は84本塁打と差は大きい。細川が24本塁打と嬉しい誤算だったが、それ以外は47本塁打。現役ドラフトがなければ恐ろしい結果になっていたかもしれない。

 アキーノは20試合で打率.154、1本塁打、6打点に終わり、メジャー41本塁打の実力を発揮しないまま自由契約。3年ぶりの復帰となったソイロ・アルモンテ外野手も打率.264、1本塁打、2打点と、以前の輝きは取り戻せず退団した。5年連続の屈辱を脱出するため、今オフにどのような補強に動くのか注目だ。

(Full-Count編集部)

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