同級生との仲に亀裂…「ラクダにも乗せられた」異常注目度 ドラ1がうんざりした“過熱報道”|球界群像 野田浩司#4
阪神、オリックスでプレーした野田浩司氏【写真:山口真司】1987年ドラ1で阪神入団…野田浩司氏が陥った“マスコミアレルギー”
1987年ドラフト1位で阪神に入団した野田浩司氏(現・野球評論家)は、初めての関西生活プラス異常なほどの“虎フィーバー”ぶりに戸惑いの連続だった。休日には“ラクダ”、メディカルチェックでは階段からジャンプポーズ……。何より嫌だったのは、高校時代のライバルで同じ熊本出身の遠山昭治投手(1985年阪神ドラフト1位、現・浪速高校監督)と比較されることで、しゃべりたくなくなるほど“マスコミアレルギー”に陥ったという。
入団発表以来、気を休める時間もなかったといっていい。「必ず、僕にはマスコミの人が何人かついていましたからね」。人気球団・阪神のドラフト1位選手の宿命とはいえ、ストレスになった。「最初、甲子園駅から電車に乗ろうとした時だったですかねぇ。マスコミの人もいる中で、僕は切符をどうすればいいかわからなかった」。自動改札が初めてだった。「多良木の家の近くの東多良木駅は無人駅だったんでね。そんな僕をみんなが見るわけですよ。恥をかきましたね」。
自主トレ休日の日には「ラクダに乗せられましたよ」。かつて西宮市にあった甲子園阪神パークでのことだった。「それこそ右も左もわからないまま行って、(カメラマンが)乗ってくれって。本当に乗るんですかって聞いたけど、断ることはできなかった」。写真のポーズをとるのは当たり前のようになった。「病院にメディカルチェックに行っても、階段の3段目くらいからジャンプしてガッツポーズとかね。そんなのはホント、よくありましたね」。
同郷の同学年・遠山昭治氏とは大喧嘩したことも…現在は良好な関係
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
球界群像〜野田浩司編〜
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