コールも及ばない大谷翔平の“CY賞級の球威” リーグ1位の「10.6%」…悔やまれる離脱

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ハードヒットされた打球割合で、リーグ1位の少なさ

 エンゼルスの大谷翔平投手は、今季投手として10勝(5敗)を挙げた。2年連続の2桁勝利をマークし、被打率.184は120イニング以上投げた投手ではトップだった。右肘靭帯の負傷で終盤戦は登板できず、投手としてのタイトルには絡めなかったが、登板した23試合で投じたボールは球界屈指だった。米データ会社が裏付ける数字を紹介している。

 米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は、今季のスイングあたりにハードヒットされた打球割合が少なかった投手ランキングの上位10人を紹介(250打球以上)。大谷が10.6%で3位にランクインした。1位はスペンサー・ストライダー(ブレーブス・8.9%)、2位はブレイク・スネル(パドレス・10.1%)で、大谷はア・リーグトップだった。

 ストライダーはシーズン281奪三振で両リーグトップ。スネルは14勝9敗、防御率は両リーグトップの2.25をマークし、ナ・リーグのサイ・ヤング賞候補筆頭の投手だ。一方で、ア・リーグのサイ・ヤング賞有力候補に挙げられている、ヤンキースのゲリット・コールはトップ10圏外となった。

 大谷もシーズン序盤は最多勝、奪三振王争いに絡んでいたが、徐々に後退。手術の影響で2024年は投手・大谷を見ることは難しそうだが、2年後また、右腕を振る姿に期待したい。

(Full-Count編集部)

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