自己最低出場、2試合で戦力外→独立L出戻り “3人ノンテンダー”から2年…ハム主力の今

ソフトバンク在籍時の秋吉亮、DeNA・大田泰示、楽天・西川遥輝(左から)【写真:藤浦一都、荒川祐史、小林靖】
ソフトバンク在籍時の秋吉亮、DeNA・大田泰示、楽天・西川遥輝(左から)【写真:藤浦一都、荒川祐史、小林靖】

2021年オフに秋吉、西川、大田の3人が日本ハムからノンテンダーFAを受けた

 日本ハムからノンテンダーFAとなったかつての主力たちが、正念場を迎えている。球団は2021年オフに西川遥輝外野手、大田泰示外野手、秋吉亮投手の3人を放出。それぞれが新天地を見つけて2年目のシーズンを終えたが、厳しい立場にいる。

「ノンテンダー」とはFA権を持つ選手に対して球団が保留手続きを行わず、市場に放出することを言う。メジャーリーグでよく用いられる用語で、主に契約がコストに見合わなくなった際に用いられる手法だ。

 最初に契約が決まった大田は、DeNA移籍1年目は怪我や新型コロナウイルスの感染等がありながらも打率.278、5本塁打、18打点の成績を残したが、今季は打撃不振に。打率.217、4本塁打でオフにはメキシコのウインターリーグで武者修行をすることが球団から発表された。

 楽天に移籍した西川も、今季は1軍で初出場した2012年以降で自己ワーストとなる35試合の出場で打率も.181に留まった。2軍では打率.369、出塁率.493、長打率.575、OPS1.069と好成績を残しているが、1軍では小郷、辰己らが活躍。層の厚い楽天外野陣に阻まれ、2軍での生活が続いている。

 ノンテンダー後、新天地探しに一番苦しんだのが秋吉だ。NPBからのオファーはなく、2022年1月に独立リーグ・日本海オセアンリーグの福井ネクサスエレファンツと契約した。その後、同年の7月にソフトバンクと契約したが、わずか2試合で防御率13.50。オフに戦力外になり、今季は再び独立リーグに出戻り。ベイサイド・リーグの千葉スカイセイラーズに選手兼任コーチで契約したが、同球団は来季、リーグに所属しないことをHPで発表している。

 思わぬ形で日本ハムを放出された3人。また一花咲かせることはできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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