オリの歌姫は「美声とくびれ」でファン魅了 球場を彩る“勝利の女神”が味わった挫折

BsGirlsのMAOさん【写真:荒川祐史】
BsGirlsのMAOさん【写真:荒川祐史】

モデルと歌手の“二刀流”でファンを沸かせるBsGirlsのMAOさん

 リーグ3連覇を果たしたオリックスを支えているのが、総勢14人で構成される公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGirls」。Full-Countでは、選手と共に「We can do it!」を合言葉に奮闘するメンバーの素顔を取り上げていく。第13回はモデルと歌手の“二刀流”でファンを沸かせるMAOさんにスポットをあてる。

 高音を響かせ球場を魅了する天性のヴォーカリスト。加入1年目で“大役”を任されたMAOさんはリーグ3連覇の瞬間もマイクを握り、最高のパフォーマンスを披露した。「アイドルみたいに可愛い感じより、カッコよくセクシーに歌って踊るBsGirlsを目指していた。この瞬間に立ち会えて幸せです」。歓喜の瞬間を迎えると頬には涙が流れた。

 5歳からダンスを始め、ピアノ、バレエ、そろばんなど“英才教育”を受け育った。小学生の頃には某有名雑誌のモデルとして活動し、キッズグランプリにも輝いた実績を持つ。チャームポイントは「歌もそうですが、スタイルも見てほしい」と、くびれに絶対的な自信を持つ。個人のSNSでは“モデルショット”をいくつも発信し、ファンの間でも注目を集めている。

 歌にダンスにモデル――。順風満帆にみえるMAOさんの人生だが、学生時代に一度大きな挫折を味わっている。4人組ユニットで活動していた際に他の3人が違う事務所からデビュー。「羨ましくて悔しかった」。一人だけ取り残されるも、必ず夢が叶うと信じレッスンに明け暮れた。

 BsGirlsはMAOさんの全てを発揮できる唯一無二のグループだ。ヴォーカルを任された“ルーキーイヤー”に、チームはパ・リーグでは21世紀初となるリーグ3連覇を達成。ファンで埋め尽くされた本拠地・京セラドームで胴上げの瞬間にも立ち会えた。

 レギュラーシーズンも終わり、次はクライマックスシリーズが待ち受ける。「このままの勢いで皆様と一緒に最高の景色を見続けていたい。全力の歌とダンスを届けることができればいい」。日本一チームのヴォーカルとして、有終の美を飾るつもりだ。

【写真集】チャームポイントは“歌とスタイル” オリックスを盛り上げるBsGirlsのMAOさん

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