世紀の大混戦は“最終戦決着” 63年ぶり珍事&史上初も…「投高打低」象徴のHR王争い

ソフトバンク・近藤健介、楽天・浅村栄斗、ロッテ・グレゴリー・ポランコ(左から)【写真:矢口亨】
ソフトバンク・近藤健介、楽天・浅村栄斗、ロッテ・グレゴリー・ポランコ(左から)【写真:矢口亨】

3人同時受賞なら両リーグ通じ史上初、26本塁打以下なら1960年の藤本以来

 パ・リーグは10日、楽天モバイルパークで行われる楽天-ロッテの一戦で、レギュラーシーズンの全日程が終了する。CS争いに大きな注目が集まるが、本塁打王争いも史上稀に見る大混戦。ソフトバンクの近藤健介外野手、楽天の浅村栄斗内野手、ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手と3選手が並んでいる。

 9日に京セラドームで行われたオリックス戦で、近藤がソロを放って再び3選手が26本に並んだ。近藤は最終戦を終えているため、浅村とポランコのどちらかが打てば単独、両方が打てば2人、どちらも打たなければ3人のタイトル獲得となる。1950年の2リーグ制以降、3人同時受賞なら両リーグ通じて史上初だ。

 さらに、浅村とポランコが本数を伸ばせず26本塁打でフィニッシュすれば、球史に残る少なさの決着となる。26本塁打以下の本塁打王は、1960年の藤本勝巳(阪神・22本)、パ・リーグなら1959年の山内和弘(大毎・25本)まで遡る。27本なら「統一球」時代の2012年に中村剛也(西武)が記録して以来となる。

(Full-Count編集部)

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