55→91と大幅に増えた戦力外選手 第1次期間終了まで1日も…プロ野球界で起こる変化

戦力外を受けた楽天・西川遥輝(左)と阪神・高山俊【写真:荒川祐史】
戦力外を受けた楽天・西川遥輝(左)と阪神・高山俊【写真:荒川祐史】

来季から2軍公式戦に新潟アルビレックスBC、ハヤテ223が新たに参入する予定

 戦力外の第1次通告期間が2日にスタートしてから11日が経った。第1次通告期間はクライマックスシリーズが開幕する前日の13日までとなっており、あと1日に迫っている。今季はここまで全12球団から91選手が通告を受けているが、思わぬ“異変”が起こっている。

 昨季は第1次通告期間までに10球団が戦力外選手を発表。昨季の人数は計55人だったが、今季は36人も多い91選手がすでに来季の契約を結ばない方針を伝えられている。

 一体なぜ、1球団あたり3人も通告を受ける数が多くなっているのか――。今季はオフシーズンに、大きな変化が起こるかもしれない。日本野球機構(NPB)は、来季から2軍公式戦に新潟アルビレックスBC、ハヤテ223の2球団が新たに参入することを発表している。この2球団は今後、選手やスタッフを確保していく必要があるため、戦力外になった選手の新天地にも影響を及ぼしそうな気配だ。

 アルビレックスBCは今季、独立リーグ「ルートインBCリーグ」で63試合を戦ったが、NPBの2軍は約140試合をこなすため、試合数が2倍以上になる。選手数もこれまでの26~27人(練習生を除く)から、40人に増やす必要がある。さらに、新球団のハヤテ223に至っては、選手と首脳陣を一から探している状況だ。

 通告を受けた91人の中には、現役続行を希望する選手も目立つ。12球団合同トライアウトに進むのか、それとも新潟アルビレックスBC、ハヤテ223の新規参入チームに進むのか。今季から新しい進路が生まれたのは確かだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY